潮来市議会 > 2018-12-11 >
12月11日-02号

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  1. 潮来市議会 2018-12-11
    12月11日-02号


    取得元: 潮来市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-26
    平成30年 12月 定例会(第4回)     平成30年第4回潮来市議会定例会議事日程(第2号)                     平成30年12月11日(火)                     午前10時開議日程第1 市政一般に関する通告質問-----------------------------------出席議員(16名) 議長16番   薄井征記君  副議長12番   笠間丈夫君    1番   阿部慶介君      2番   兼平直紀君    3番   小峰 進君      4番   大野政則君    5番   飯田幸弘君      6番   兼平好一君    7番   平田健三君      8番   箕輪 昇君    9番   飯島康弘君     10番   田崎 清君   11番   沼里真一郎君    13番   今泉利拓君   14番   小沼英明君     15番   粟飯原治雄君欠席議員(なし)-----------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名   市長        原 浩道君   教育長       横田直樹君   総務部長      柿崎純一君   市長公室長     吉川博美君   市民福祉部長福祉事務所長     建設部長      土子正彦君             小沼雅義君   環境経済部長    土屋健司君   教育部長      石津利衛君   秘書政策課長行財政改革推進室長  総務課長      加藤益生君             茂木 衛君   財政課長      実川智史君   社会福祉課長    今泉典子君   高齢福祉課長    若槇和昭君   産業観光課長    額賀 浩君   環境課長      吉田信好君   都市建設課長    岡野正弘君   上下水道課長    吉川秀樹君   学校教育課長    前島正治君   生涯学習課長    塙 誠一君   会計管理者     磯山義之君-----------------------------------事務局職員出席者   議会事務局長    仲澤正夫君   局長補佐      小谷野美樹夫君   書記        酒井信明君   書記        山口 瞳君----------------------------------- △開議の宣告 ○議長(薄井征記君) 皆さん、大変ご苦労さまです。 これから本日の会議を開きます。 15番、粟飯原議員からおくれて出席するとの届け出がございました。報告いたします。 次に、本日説明のため出席した執行部の職員は、原市長以下、ただいま着席のとおりです。ご報告いたします。 なお、説明のため途中で執行部の職員が入れかわります。                         (午前10時00分)-----------------------------------市政一般に関する通告質問 ○議長(薄井征記君) 議事日程に入ります。 日程第1、市政一般に関する通告質問を行います。 通告質問については、質問事項ごとに初めの質問は大項目で一括で質問し、一括で答弁願います。再質問がある場合は項目ごとに一問一答方式により行います。 また、質問については、議会会議規則を遵守の上、質問願います。 参考までに、質問は簡明に行い、議題の範囲を超えてはならないこと。質問は同一議題について3回までとする。ただし、質問の内容によってはこれを超えて認める場合もある。 市民の立場に立った的確な質問と、簡単明瞭で的を射た答弁をお願いします。 傍聴されている皆様に申し上げます。潮来市議会傍聴規則を遵守の上、私語または談笑はしないようにお願いします。----------------------------------- △箕輪昇君 ○議長(薄井征記君) それでは、8番、箕輪昇議員の質問を許可します。議員は質問席に移動願います。 箕輪議員。     (8番 箕輪 昇君 登壇) ◆8番(箕輪昇君) 8番、箕輪昇です。 ただいま議長の許可をいただきましたので、通告に従い質問をいたします。 これから3日間、12人の議員の皆さんが質問をするわけで、はえある1番の質問ということになりました。よろしくお願いをしたいと思います。 質問の前に、一昨日に県議会の選挙が行われまして62名の県会議員が選ばれました。これから4年間の県政を担うことになります。選ばれた各議員のご活躍を期待したいと思います。 今回の選挙の本市での投票率は50.12%と低い数字でありました。県全体で41.86%よりは少しは多いものの、市民の関心が非常に薄いなという感じがいたします。大事な1票でございますので、無駄にすることなく投票していただきたいというふうに思っておりますし、行政としましても投票にさらなる啓発をし続けるようお願いしたいと思います。 また、選挙に携われた職員の皆様、それから投・開票所で立ち会いをしていただきました市民の皆様、大変ご苦労さまでございました。 それでは質問に入らせていただきます。 質問は大項目で2項目あります。それぞれ資料がありますので、議長の許可をいただいてお配りしたいと思いますが、議長の許可をお願いします。 ○議長(薄井征記君) それでは配ってください。     (資料配付) ◆8番(箕輪昇君) それでは1番目から質問をいたします。 島崎城跡の保全について質問をいたしたいと思います。 市内の島須地区にある島崎城は、今から800年前からこの地を治めた島崎氏により統治され、約430年前に廃城となり現在に至っております。広大な城跡には当時のままの空堀や土塁、くるわ等が残されており、貴重な遺産となっております。情報化時代の昨今、この地を訪れる人がますますふえております。去る6月には島崎城跡を守る会が結成されまして、多くの賛同者が志を一つにして、城跡の環境整備を定期的に続けております。 歴史的にも規模的にも大きな史跡を整備して潮来市の観光資源化を図り、広く全国に知ってもらうことは、本市にとって知名度を上げる大きな手段と思います。市は島崎城跡をどう考えていくのか、4点伺います。 1つ、島崎城跡を整備して公園化してはどうか、市の考えを伺います。 2つ、守る会の会費で活動をしておりますが、作業量の多さ、規模の大きさから見ると会費だけでは非常に厳しくなっております。市のバックアップの考えはどうかお伺いをします。 3、守る会より市に対し要望書が提出されておりますが、市の対応を伺います。 4、広報やメディア等を発信して全国からの観光客増に結びつける施策は考えていくのか伺います。 以上4点よろしくお願いします。 ○議長(薄井征記君) 説明が終わりました。答弁をお願いします。 石津教育部長、お願いします。 ◎教育部長石津利衛君) それでは、1点目の整備、公園化してはいかがとの質問に答弁をさせていただきます。 歴史的環境の保存と再生は、まちづくりの上でも大変大切なことだと考えております。史跡指定となっております島崎城跡につきましても、城郭としての遺構保存及び景観保全に努めることが求められているところでございます。 今後、管理者であります地元地区及び地権者、島崎城跡を守る会等との連携を図るとともに、観光や都市整備部署との庁内横断によります協議を設けまして、公園化の考え方も含めまして市の整備方針整備計画を検討してまいりたいと考えております。 2点目の会の活動に対しての市のバックアップということで答弁をさせていただきます。 ことしに入りまして島崎城跡を守る会の活動が本格化したことを踏まえ、生涯学習課も城跡の草刈り等に参加するとともに整備に向けた意見交換を行い、具体的な市の取り組みを整理させていただいております。 そのような中、会とは今後の整備に向け調整をしているところでございまして、その内容といたしましては、立ち木の伐採処分や島崎城の歴史について説明するための説明板や案内看板の設置でございます。繰り返しとなりますが、市として今後も、島崎城跡を守る会と連携をしながら活動支援に取り組んでまいりたいと考えております。 3点目といたしまして、要望書に対しての市の対応ということでございます。 6月3日付で、島崎城跡を守る会から市の支援を求める要望書が提出されております。その中で、守る会として目標としている事業が3点、本丸周辺の草刈り及び清掃活動案内看板の設置、広報紙等への掲載でありました。 1点目の草刈り及び清掃活動につきましては、現在、守る会と連携をしながら実施しているところでございます。 2点目の案内看板の設置につきましては、計画的な整備に向け調整しているところであります。 3点目の広報紙等への掲載につきましては、市の公式フェイスブックで活動の状況を紹介させていただきました。今後も、関連部署と連携をいたしまして、SNSや広報紙等活動状況等を発信してまいりたいと考えております。 続きまして、4点目、観光客増に結びつける施策はとのご質問でございます。 今後、多くの方々を招き入れる施策等につきましては、整備の進捗状況を見ながら、また観光関連部署等との連携を図りながら、積極的に情報発信、そして施策の検討に進んでまいりたいと考えております。 以上であります。 ○議長(薄井征記君) 説明が終わりました。 はい、どうぞ。 ◆8番(箕輪昇君) 1番の再質に入りますが、今の答弁で関係する各部署間の調整、それから自然を守る会、地元の方、島崎城の関係の方、それから実際、島崎城の地権者の方もいらっしゃいます。こういう方との協議を進めて、どういう形でこの島崎城をあるべき形にするのか青写真が必要だと思います。これは協議会の中で出てくるかなと思いますけれども、差し当たって、看板であるとか、先ほど答弁がありましたけれども環境整備であるとか、それから駐車場、トイレ、いろんなクリアしなければならない問題が公園化するためには出てくると。これで各庁舎内の部門の連携、それから先ほど申しましたように自然を守る会なり地元の方、島崎城の関係の方、地権者と、こういった方々との会合をなるべく早い機会につくっていただいて、まず第1段階はどの辺まで整備をして、自信を持ってよそから来たお客様にお見せすることができるか、公園化することができるかという青写真がまず必要であろうと。そして、長期的には、あるべき形というビジョンをつくっていただいてそれに向けて活動し、あるいは努力をしていくということも大事であろうというふうに思いますので、その辺をもう一度、部長お願いしたいと思います。 ○議長(薄井征記君) 石津教育部長。 ◎教育部長石津利衛君) 今、議員からご質問をいただきました件でございますが、たしかことしの3月4日に牛堀の公民館におきまして島崎城跡に関する講演会がまず実施され、そこでまた6月3日に守る会の結成があったのかなと、そういうふうに確認してございます。 議員おっしゃるとおり、あるべき姿への協議ということがまずは最初かと思います。ただ、私どもとしても正直申しまして関連部署といいますか、先ほども述べさせていただきましたが、観光部署建設部門等々との協議はこれからでございます。実際そのあるべき姿という部分、そういう部分に関しましてはこれから丁寧に会の皆さんとお話ししながら、また関係部署と協議しながら進めていくということでご理解いただければありがたいのかなと思います。 以上であります。 ○議長(薄井征記君) 箕輪議員。 ◆8番(箕輪昇君) それで進めていただきたいと思いますが、あわせてこの島崎城の歴史的な資料、大分紛失したり、代々伝わってきた貴重な資料が後になってうかつにもなくなったりというようなお話が大分ほかから聞こえてきていますが、今それやらないと貴重な資料が紛失したり、ますますわからなくなってきちゃいますので、これの収集・管理、それから公開の方法、そういうのも含めてさらなる検討をしていただきたいと思います。 それでは2番の再質に入ります。 市のバックアップでございますけれども、財政的なバックアップも大事ですけれども、短期的には財政以外でも必要かなと、あるいは長期的にも。先ほどの答弁とダブりますけれども、島崎城跡を守る会で今現在行われていますのは、全体にある雑木林と篠竹、この雑草を切り開いてその作業が中心でありますけれども、何せ面積が広いということで市の助成をいただきたいということですね一旦整備して里山化すれば、あとの維持管理はそんなに大変な労働にはならないというふうには考えております。短期的にどうなのか、あるいは長期的にはどうなのか、その辺をもう少し詳しく答弁いただければと思いますが。 ○議長(薄井征記君) 石津教育部長。 ◎教育部長石津利衛君) それでは答弁をさせていただきます。 短期的にはという部分では、まだ関連部署、また会との協議が深く進んでいないということで、今、私の口からお話しすることはちょっと難しいのかなと。しかしながら、この島崎城跡の大切な資源を活用するということは私どもも十分承知していますので、対応は進めさせていただきたいと思います。また、長期的な部分も含めまして、可能であれば森林整備に関します補助制度やそういうものも、国なり県なり、そういうことも探る場面であるのかなと思います。そういう部分に関しましてこれから広く情報を収集しながら、また会の皆様と協議しながら、整備につきまして進めさせていただければありがたいのかなと考えております。 以上です。
    ○議長(薄井征記君) 箕輪議員。 ◆8番(箕輪昇君) よろしくお願いしたいと思います。 3番目の再質ですが、要望書の件ですけれども、大事なのは、今ネットの時代ですので、よそからの見学者、今でもたくさん見えていらっしゃいます。地元の方のご厚意で庭先を駐車場にして貸したり、それからおトイレ、それから場合によっては道案内というような地元の方のお話も伺っております。そういった中で、先ほど答弁がありましたように、誰が見てもわかるような大きな看板を出してもらって、あとは道案内ですね。それから、今の状態ですと、普通の方が中へ入っちゃうとちょっと迷うような、雑木林かなりはびこっていますので、ですから道案内といっても中の通路案内ですね。ここを行くと御札神社に行くよとか、曲輪はこれですよ、空堀ですよというような細かい、誰が見てもわかるような案内も必要かなと思いますので、城跡を守る会の皆さんと協議をしながら看板等も進めていただければなと思いますが、その辺、再度答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(薄井征記君) 石津教育部長。 ◎教育部長石津利衛君) 答弁させていただきます。 先ほども一部お話しさせていただきましたが、この島崎城跡に関します説明板等の看板、そして案内の誘導看板等、その辺につきましては次年度31年度の予算のほうに反映を今要求しているところでございます。うちのほうとしても、先ほどもちょっと申し上げましたがフェイスブック等で、6月13日ですか、活動等の広報もさせていただいておりますし、いずれにしても前向きな対応ということで今回はご理解いただければありがたいのかなと。 以上であります。 ○議長(薄井征記君) 箕輪議員。 ◆8番(箕輪昇君) お願いをしたいと思います。 それから、4番目の再質でございますが、潮来市は桜、アヤメ、アジサイ、北斎公園、権現山、潮来の祇園、延方相撲と、そのほかにもいろいろ観光に十分に値する行事とか場所がございます。これが今の時点だと点の様相が強いと。これを線で結ぶような施策も一つ大事かなというふうに考えておりますし、また、さらに市内には埋もれた名所旧跡たくさんあります。これを整備していけばさらなる潮来市の観光客増に結びつけるのかなというふうに思います。その辺どう考えていくのかを伺いたいと思います。 ○議長(薄井征記君) 原市長、お願いします。 ◎市長(原浩道君) 私のほうからご答弁をさせていただきたいと思います。 箕輪議員のおっしゃるとおり通年型観光あやめまつりだけに頼る観光から、いろんな地域、地域の財産を観光資源化を図っていくというのは、もともと市としてもそういう考えで進めております。 こういう中、島崎城跡を守る会の皆様方がみずから汗を流して環境整備していただいております。こういう中で、市としてもしっかりとしたその整備計画をまず立てて、公園化するにしても地権者がおりますので、地権者にしっかり同意をいただかないと公園化もできませんし、地権者から買うのか譲り受けるのか、そういったところも検討していかないといけません。まずは、要望があった内容を来年度実施していくということで、それだけではなかなか観光資源化図れませんので、それに行く道路、それから駐車場、そして休憩施設、そういったところまでやっていかなければならないと思っています。 ですので、整備していく計画をしっかりつくって、そこに予算をつけて順次、できれば二、三年のうちにはしっかりとした形づくりができるように全力を持って進めていきたいと考えておりますので、今後ともご理解を賜りたいと思います。 私からは以上でございます。 ○議長(薄井征記君) 説明が終わりました。 箕輪議員。 ◆8番(箕輪昇君) 市長より力強いバックアップのご答弁をいただきました。 島崎城を初め市内にはさまざまな遺跡があります。興味を持って、また関心を持って郷土の歴史を知ってもらうことは、小学生、中学生にとっても非常に大事なことだと思います。授業にこれをどう生かしていくのかなと思いますが、教育長、ご答弁があればお願いしたいと思います。 ○議長(薄井征記君) 横田教育長、お願いします。 ◎教育長(横田直樹君) ただいまのご質問にお答えさせていただきます。 先ほど市長のほうからも答弁がありましたが、この再整備計画の中で教育資源としての活用、これをどのように図っていくかということも検討してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(薄井征記君) 答弁が終わりました。 ◆8番(箕輪昇君) それでは2項目めに入ります。 北浦の水質浄化についてであります。 1番、ことしの夏、霞ケ浦での水泳は可能という報道がありました。久しぶりの明るいニュースというふうに私は思っております。しかし、市民が飲料にしている北浦は水泳にはまだ遠い感があります。 そういった中、先日、霞ケ浦導水事業那珂川取水口桜川機場の視察研修に参加してきました。現地の担当職員の説明によりますと、取水口の完成後は桜川機場まで水を送り、それにより千波湖に那珂川の水が流れ込み浄化される計画という説明でございました。実証実験も兼ねているということでございましたけれども、きれいな水が流れ込めば水が浄化されるのは、これは自明の理でございます。 これを踏まえて、鉾田に流れ込んでいる巴川の上流に堅倉立て坑が竣工されています。この立て坑を桜川機場のような設備をして、那珂川の水を巴川より北浦に導入すれば北浦の浄化に有効と考えます。担当職員の説明では現在その計画はないという回答でございましたが、この堅倉立て坑から巴川への導水についての市の考えを伺います。 2番、霞ケ浦の西浦ですね、水質がよくなってきているということでありますが、その要因は何か伺います。 3番、新宮・水原下水道工事進捗状況と現在での供用開始時期の予定はどうか伺います。 以上3点お願いをします。 ○議長(薄井征記君) 答弁をお願いします。 土屋環境経済部長、お願いします。 ◎環境経済部長土屋健司君) それでは、箕輪議員の1つ目のご質問にお答えをさせていただきます。 霞ケ浦導水事業は、国土交通省関東整備局の所管事業でございまして、霞ケ浦、桜川、千波湖の水質浄化や流水の正常な機能の維持などの治水対策と、適切な水道用水、工業用水の供給の確保などの利水を目的として計画をされております。 北浦浄化対策といたしまして、堅倉立て坑から北浦へ流入する巴川への導水は、一つの有効な方法と考えられます。しかしながら、現時点において巴川自体の状況などが事業主体であります国土交通省関東地方整備局において十分調査がなされていない状況と思われます。 今後、千波湖で行われています実証実験の成果などを見きわめまして、周辺関係市と北浦の水質浄化対策について連携をしてまいりたいと考えているところでございます。 続きまして、2点目のご質問でございます。 水質汚濁の指標といたしまして用いられますCOD、こちらは平成29年度は西浦で1リットル当たり6.9ミリグラム、北浦で8.4ミリグラム、全水域平均で7.4ミリグラムとなっております。長期的には昭和54年度と平成21年度に2回の水質悪化のピークがございました。その後はおおむね横ばいで推移しております。水域別では平成9年度までは西浦のほうが高かったのですが、平成10年度以降は北浦のほうが高く推移しているところでございます。 西浦の水質浄化の要因としまして、大規模浚渫やウエットランドなどの複合的な施設の効果が考えられますが、平成29年3月策定の茨城県霞ケ浦に係る湖沼水質保全計画によりますと、西浦における生活排水処理率77.7%に対しまして北浦が52%となっており、主な要因といたしまして、西浦流域の公共下水道農業集落排水施設の整備、接続推進や高度処理型合併浄化槽の設置促進などが推測されるところでございます。 以上でございます。 ○議長(薄井征記君) 土子建設部長、お願いします。 ◎建設部長土子正彦君) それでは、3点目の新宮・水原地区下水道工事の進捗と現在での供用開始の時期の予定というところの質問でございますが、現在の進捗状況についてお答えします。 新宮・水原地区下水道工事につきましては、平成28年度より新宮地区から順次進めており、平成30年から水原地区もあわせて工事を進めているところでございます。工事進捗といたしまして、平成29年度末時点で約1.5キロメートルの工事が完了しております。今年度約1.8キロメートルの完成を見込んでおりますので、合計で年度末時点で約3.3キロの工事が完成する予定となってございます。 供用開始の時期につきましては、工事の進捗に合わせまして順次エリアごとに開始してございます。平成29年度末で5.15ヘクタールが供用を開始しております。平成30年末までには新たに2.22ヘクタールが追加され、合わせまして7.37ヘクタールの供用開始を見込んでいるところでございます。 以上です。 ○議長(薄井征記君) 説明が終わりました。 箕輪議員。 ◆8番(箕輪昇君) 1番目の再質でございます。 前の同じような質問のとき、市長は、北浦の水質浄化については逆水門の柔軟な運用を国土交通省に要請していくというのがありまして、巴川の水が流れ込めば水の流れができて塩分濃度が下がり、逆水門のさらなる柔軟運用ができ、アオコの発生も抑えられるというふうに思いますが、どうか伺います。 ○議長(薄井征記君) 原市長、お願いします。 ◎市長(原浩道君) お答え申し上げます。 箕輪議員のおっしゃるとおり、そのとおりの考えでございます。逆水門を柔軟に運用して、なおかつ新しい水をそちらに流すというのは理想的な形なんだろうと思っております。今後は、しっかりと国・県どちらにも働きかけをして、そうなるように頑張ってまいりたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(薄井征記君) 箕輪議員。 ◆8番(箕輪昇君) 再々になりますが、霞ケ浦導水は、この資料にもありますけれども、桜川、それから巴川、園部川などの上流に立て坑が設置してあります。将来を見据えた立て坑の工事かなというふうに考えられますけれども、北浦周辺の各市の市長同士で連携をとって、これ、早急に巴川導水に向けた活動、アクションを起こす時期ではないかというふうに思っております。ぜひお願いをしたいと思います。 2番目の再質になります。 ○議長(薄井征記君) 箕輪議員、再々の答弁はやらないんですか。 ◆8番(箕輪昇君) これは、市長、何か答弁ありましたら。進めていただきたいなということでさっき伺いましたので、これはいいです。いいですか。 ○議長(薄井征記君) 原市長。 ◎市長(原浩道君) お答え申し上げます。 先ほど答弁したように頑張ってまいりたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(薄井征記君) じゃ、次お願いします。 ◆8番(箕輪昇君) それでは2番の再質に入ります。 市でも新宮・水原地区公共下水道整備など北浦の水質浄化対策を実施しております。さらなる啓発を進めて加入啓発を進めていってもらいたいと思いますが、どうでしょうか。 ○議長(薄井征記君) 土屋環境経済部長。 ◎環境経済部長土屋健司君) 潮来市といたしましても、引き続き公共下水道、農業集落排水、高度処理型浄化槽の整備や、加入促進などの生活排水対策の推進や、市民の皆様に対する水質浄化の意識の高揚、こちらのほうを啓発を進めさせていただきたいと考えております。また、茨城県や周辺自治体とも連携をいたしまして、北浦の水質浄化に努めてまいりたいと思っております。よろしくお願いいたします。 ○議長(薄井征記君) 箕輪議員。 ◆8番(箕輪昇君) このアオコですね、私らは地元ですので北浦の湖岸にいますので、この色、それからにおいですね。「住みたいまち潮来」という目標に向かって一丸となって進めているわけですけれども、時期的にこのアオコの発生状況、それからこれが腐敗したときのにおいを体験しちゃうと、ちょっと「住みたいまち潮来」のイメージが遠のくのかなという感じを受けますので、沿岸の市民の皆さんのさらなる浄化に対する啓発を進めていっていただきたいというふうに思っております。 3番の再質に移ります。 大型宿泊施設より出る下水でございますが、これはナトリウムが成分だと聞いております。下水道設備、管路であるとか処理施設にこの影響というものはあるのかどうなのか。また、公共施設ございますが、現在ここは管路工事が実際進められております。でき次第、接続するようになると思いますが、この下水、大型でございますので、施設が、排出基準というものがあるのかどうなのか、これをお伺いしたいと思います。 ○議長(薄井征記君) 吉川上下水道課長。 ◎上下水道課長(吉川秀樹君) それでは、ただいまのご質問に対して答弁させていただきます。 下水道に接続するときの接続基準ということでございますが、直接下水道に接続のできないようなそういう施設がございます。これは、下水道法で言いますと特定事業場というような呼び方をしております。これにつきましては、下水道の排出基準に適合しないよというような、そういう施設でございます。それが今、箕輪議員さんが言われた施設に当たるかと思います。 こういう施設につきましては、潮来市の条例、下水道法に基づきまして悪質汚水の排除の開始等の届け出というようなものがございまして、あらかじめ市のほうに届け出をいただくようになります。その届け出後に、下水道に合うような排出基準になるように除外施設というものを、施設を設けるようになります。その除外施設を設けて、それからその除外施設から下水道のほうに接続をして適合するような、そういう排出基準にしていただいて接続するというようなことになります。ただし、当然その排出している水につきましては常に検査をして管理するような、そういう形で接続ということになります。それが適合基準というものになります。 以上でございます。 ○議長(薄井征記君) 説明が終わりました。 箕輪議員。 ◆8番(箕輪昇君) この検査基準があってということでございましたけれども、これは定期的に検査があると思いますけれども、継続、大事でございますので、ランニングコスト増ということにもなりますので、これからも進めていっていただきたいなと思います。 西浦でのCODが6.9ミリグラム、リッター当たりですね、北浦が8.4ミリグラム、リッター当たりということで、この北浦のCODの値が幾らかでも小さくなることと、そして早い時期に小さくなることを願っておるわけでございます。これは、将来の子供たちに少しでもよい環境を残すということが私たちの今やるべきこと、またやり続けていかなければならないことだというふうに思っております。引き続き努力をしていきたいなと思います。よろしくお願いしたいと思います。 以上で、8番、箕輪昇の質問を終わります。 ○議長(薄井征記君) 8番、箕輪昇議員の質問が終わりました。----------------------------------- △小峰進君 ○議長(薄井征記君) 続いて、3番、小峰進議員の質問を許可します。議員は質問席に移動願います。 執行部が入れかわります。 粟飯原議員が出席しました。 小峰議員。     (3番 小峰 進君 登壇) ◆3番(小峰進君) 3番、小峰進でございます。 ただいま議長のほうより発言の許可をいただきましたので、通告に従い順次質問をさせていただきます。 師走ということで非常にお忙しい中、執行部の皆さんご苦労さまでございます。きょうは後ろにも傍聴の方もいらっしゃいますから、市民の皆さんが聞いてわかりやすく、やる気のある前向きな答弁をよろしくお願い申し上げます。 では、1番から始めさせていただきます。 大学・専門学校等の誘致について。 大学を初めとする高等教育機関等の誘致は、教育や地域活性化を初めとした幅広い分野においてさまざまな効果を期待することができると思います。そこで、次の点について伺います。 (1)市はこの大学・専門学校等の誘致をどのように認識しているのか。 (2)これまでに誘致を検討したことがあるのか。 (3)誘致するにも大学の都心回帰傾向などさまざまな課題があると思いますが、成功すれば地域に多大な経済効果等を生むと思われるので取り組んでみる価値はあると思うが、市の見解を伺います。 3点よろしくお願いします。 ○議長(薄井征記君) 吉川市長公室長、お願いします。 ◎市長公室長(吉川博美君) それでは小峰議員の質問にお答えいたします。 まず1点目でございます。市の認識ということでございます。 大学や専門学校等の誘致につきましては、学校ができることで、市外からの学生が集まったり市内での交流人口がふえることや、都心部へ出ていってしまう学生を潮来市にとどめることができるなどのメリットがあると考えられます。しかし一方で、全国的には定員割れ等により経営が難しくなり廃校となるケースもあることから、誘致につきましては慎重に検討していかなければならないと感じております。 続きまして2点目でございます。これまでの誘致の検討ということでございます。 大学を初めとする高等教育機関の誘致につきましては、これまでに総合計画策定や新規事業の検討の中で話題として上がったことはありましたが、具体的に場所等について誘致の検討をするまでには至っておりません。 続きまして3点目でございます。取り組んでみる価値はあるのではないかという質問でございます。 議員がおっしゃるとおり、大学や専門学校等の誘致が成功すれば多大な経済効果等が生まれる可能性がありますが、さまざまな課題もあることから、大学や専門学校等の誘致につきましては今後調査・研究してまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(薄井征記君) 説明が終わりました。 小峰議員。 ◆3番(小峰進君) (1)のほうですが、認識はしているということで理解します。 (2)の再質問をさせていただきますが、県内に大学・専門学校の誘致を進めているようなところはあるのか、また誘致に至ったいろいろ事例はあるのかちょっと教えていただきたいと思います。 ○議長(薄井征記君) 吉川市長公室長。 ◎市長公室長(吉川博美君) それでは再質問にお答えいたします。 県内の事例ということだと思います。質問がありましてからいろいろ調査をさせていただきました。 まず、県内におきましては結城市でございますけれども、ここでは医療福祉系の大学の誘致を進めているというふうに聞いております。進めておりますけれども、議員の質問でもありましたとおり、都心回帰の傾向があるということで、進出困難というような回答を得ているというふうに調査の中では聞いております。 また、施設整備の費用が自治体の丸抱え、つまり潮来市のほうで負担というような、結城市では、結城のほうでのお答えですけれども、結城市のほうで負担しなくてはいけないというような条件であったということで、これは誘致までは至っていない事例としてございます。 以上です。 ○議長(薄井征記君) 小峰議員。 ◆3番(小峰進君) では、3番の再質問をさせていただきます。 大学は誘致はなかなか難しいようであると、今も難しいとか言っていましたけれども、では、専門学校、大学ではなく専門学校はどうだろうかと思います。例えば地域性的、潮来という地域、特化しまして、ここには芸術家が多いですよね。強いて言えばまちかどギャラリーでもいろいろやっています。画家、書家、いろいろいらっしゃいますけれども、そういう美術系、書道系でも何でもそうですけれども、そういう系のものとか、あとは潮来の観光でございます。やっぱり、水と緑というキャッチフレーズがありますが、観光ビジネス系のそういう専門学校はどうかと思いますが、伺います。 ○議長(薄井征記君) 吉川市長公室長。 ◎市長公室長(吉川博美君) 議員のほうから再質問で具体的な提案がございました。先ほどの他市の例も含めまして答弁申し上げます。 先ほど結城市の例を申し上げましたけれども、かすみがうら市は、廃校を使いましてホテルサービス業や調理師を養成する専門学校ということで、これは新聞報道がされました。問い合わせしましたところ、外国人留学生をターゲットとして県の認可及び改修工事をしているという情報もございます。そういうことですので、議員ご指摘のとおり、観光とか文化に特化したものということであれば潮来市にはなじむといいますか、可能性はあるのかなというふうに考えております。 以上です。 ○議長(薄井征記君) 小峰議員。 ◆3番(小峰進君) ほかの例でいろいろと難しいということなんでしょうけれども、やっぱりこれもいろいろと要望していただいて、よそはだめだけれども潮来はできたんだと。そうなると潮来のやっぱり人気、「住みたいまち潮来」で人気も上がりますから、ぜひ先ほど最初に言いましたけれども何事も前向きに、やはり言葉一つで行政は動きますから、国も動くし、そこら辺を皆さんと常にチームワークを持っていただいて、こういう大学なら大学の何かチームつくっていただきまして、とにかく、いろいろ調べてみますよでは困るんですよ。これから前向きにやりましょうというつもりで頑張っていただきたいと思います。 子供の教育にはもう限界はありませんから、やはり東京に行くばかりが能じゃなく東京からこちらに、高速バスもありますし、高速道路もありますし、電車もありますし、潮来はよそとこの鹿行では違うわけでございますから、その辺を自信を持って前向きにやっていただきたいと思います。 では、大きい2番に入らせていただきます。 道路の安全対策について。 市民からの要望や通学路合同点検等で指摘された交通安全上の課題に基づいて生活道路等においてさまざまな安全対策を実施していると思うが、次の点について伺います。 (1)国道51号線延方こやの鮮魚店交差点から西区に入り道の駅へ向かう道路は、通学路にもなっていると思います。道路幅が狭く、またカーブとなっているところもあり、見通しが非常に悪い。大変危険であります。道路幅を広げるような何らかの対策はとれないのか伺います。 (2)神栖方面から鰐川橋を渡ってすぐの徳島の交差点、信号機あるんですけれども、右折レーンがありますけれども非常に交通量が多い。なかなか右折ができない状態である。矢印式の信号機を設置することができないのか。 2点伺います。 ○議長(薄井征記君) 土子建設部長、お願いします。 ◎建設部長土子正彦君) それでは1点目でございます。道路幅の拡張というようなご質問です。 その中の対策というところでございますが、ご質問の道路につきましては市道(潮)1級13号線かと思います。この道路につきましては、小峰議員のご質問にありますとおり、地元区長さんを初め地元住民の方々や潮来第二中学校関係者の方々からも、歩道の設置や道路の拡幅等も含めまして安全対策等を求められているという箇所でございます。そのような場所ではありますが、以前にも歩道整備や拡幅を実施しようとしましたが、用地等の問題がありまして現在の幅員でしか拡幅できなかったというような箇所かと思います。 現状の安全対策といたしましては、区画線、カーブミラー、ガードパイプ等の安全対策をできる限り設置している箇所でありますので、今後も、できる限りの対策を講じてまいりたいと考えているところでございます。 続きまして、2点目でございます。徳島地区の矢印式の信号の設置はできないかというご質問でございます。 こちらの道路でございますが、県道水戸・神栖線のことと思います。こちら管理が潮来土木事務所となります。現在の道路状況につきましては、潮来土木事務所のほうへ地元からの要望として伝えたいというふうに考えてございます。また、矢印式信号機の件につきましては、総務課と調整の上、地元からの要望として行方署のほうへ要望してまいりたいというふうに思います。 以上です。 ○議長(薄井征記君) 説明が終わりました。 小峰議員。 ◆3番(小峰進君) では、(1)のほうで再質問をさせていただきます。 51号の交差点から西区のほう、西区の高齢者クラブがグラウンドゴルフをやっている十字路ですか、あの辺まで拡幅していただければ、私は最低条件いいんじゃないかと。私もあそこは使わせていただくんですけれども、車をつけて信号待ちしていると脇は自転車とかバイク、バイクだと狭いくらいですかね、自転車でもやっとなんですよ。脇には片方は、これは民間ですから言えませんけれども壁がある、もう片方はフェンスがある。私らも車とまっていて、ちょっと子供でも、じいちゃん、ばあちゃんでも倒れた場合にはどうするのかなと。信号も短いんですよ、あそこが青になってからあっという間に赤になっちゃって。子供さんらは、車が急いでいるから、場合によったら脇のスペースが7センチぐらいじゃないかと思うんですよね。いろいろと今、部長のほうからありましたようにやっているということですけれども、これはいつごろ民間の人と交渉というか、したんですかね。 ○議長(薄井征記君) 土子建設部長。 ◎建設部長土子正彦君) 国道の出口部分ですか、そちらにつきましては、セイミヤさん側のほうにつきましてはある程度の幅でやったのが平成初めごろでございます。ただ、その時点でとまっているというようなところでございまして、その反対側、鹿嶋側につきましては以前から、今泉議員さんのほうからも質問がありましたが、フェンス等があって見づらいというところで、過去には事故等も発生しているところがございまして、そちらにつきましてもいろいろ調べたんですが、これまで交渉したというところが明確に言えないところでございます。引き続き、そちら側につきましては地権者のほうと、地権者といっても法人になります、会社になりますが、そちのほうと、今後そういった協力が得られるのかどうかを含めまして調整をといいますか、交渉をさせていただければなというふうに考えてございます。 以上です。 ○議長(薄井征記君) 小峰議員。 ◆3番(小峰進君) じゃ交渉を、やっぱり先ほどの続きになっちゃいますけれども、交渉の仕方もいろいろありまして、そこら辺はよく調べた上で交渉していただきまして、市民の命を守るわけでございますから、とにかく皆さんでやっぱりよく調べて交渉していただきたいと思います。 (2)の再質問に入ります。 矢印、これ信号というのは、徳島と今言っています。ですけれども、潮来市ではもうあちこち欲しいところがいっぱいあるんですよ。きっと議員さんたちもいろいろ言いたいものいっぱいあると思うんですけれども。ですから1台ずつでもつけていかないと。それで、交通量が物すごくふえてきているんですよね。だから、この道路の交通量は把握しているのか、部長お願いします。 ○議長(薄井征記君) 土子建設部長。 ◎建設部長土子正彦君) 申しわけございませんが、潮来市のほうでは把握はしてございません。管理者でございます潮来土木事務所ですかね、そちらのほうではこれまでデータ等はあるかと思います。矢印信号を設置の要望というところでございますので、今後、管理者のほうでよく現地のほうの調査等をされるというふうに思います。 以上です。 ○議長(薄井征記君) 小峰議員。 ◆3番(小峰進君) 管理者が、担当が違うとよく、これ執行部の方が言う言葉なんですよね。これは警察です、これは土木事務所です、これは国土交通省ですと。確かに担当、役所ですからありますけれども、これ市民が通っている場所なんですよ。市民がこれが欲しいというのを要望を言うのが議員の仕事なの。ですから、そういう私ら、言葉は余り聞いてもうれしくないんです。だからそこを、担当が違うから交通量がわからなかったとか、そういうのは何かあったときにはどうするんだということですから、もちろん管轄が違うので厳しいと思いますが、市役所のほうからもやっぱり強いリーダーシップで部長さんたちにも言っていただきたい。 矢印信号は本当に必要な場所いっぱいあります。日の出のほうもそうだし、あちこちつける場所あります。交通量があるということは活性化があるんですから潮来市としてもうれしいことでございますけれども、やはり事故をやっちゃったらどうしようもないですから、ひとつ、またこの徳島の道路は通勤道路でもありますから、もう皆さん飛ばすんですね、ですからなおさら早急に土木事務所と警察署に交渉していただきたいと思います。 じゃ、大きい3番に入らせていただきます。 高齢者福祉の切れ目のないサービスについて。 地域包括支援センターは、介護、医療、保健、福祉などの側面から高齢者を支える総合相談窓口です。現在、潮来市は社会福祉協議会に委託しております。そこで次の点について伺います。 (1)さまざまな高齢に伴う諸問題が出る中で高齢福祉の現在の状況を伺う。 (2)市民の相談窓口として、高齢福祉課と社会福祉協議会に委託している地域包括支援センターとの役割分担や相談内容による情報共有、連携はどのようにしているか伺います。 (3)高齢者や高齢者を持つ家族の相談がふえている中で、本市の高齢福祉課と社会福祉協議会の場所が非常に離れていると思うんですが、不便だという声はないのか、その改善のための方法は考えているのか伺います。 3点よろしくお願いします。 ○議長(薄井征記君) 小沼市民福祉部長、お願いします。 ◎市民福祉部長福祉事務所長(小沼雅義君) それでは私のほうから答弁させていただきます。 1問、高齢福祉の現在の状況についてお答えいたします。 総務省の人口統計によると、平成29年10月の時点で高齢化率は27.7%となっております。これに対し、当市は高齢化率が30%を超えるとともに、高齢者のひとり暮らし、認知症高齢者が増加傾向にあります。これらに伴いこのような相談事案が年々増加している状況となっております。 続きまして、第2問、高齢福祉課、地域包括支援センターとの情報共有、連携はどのようになっているかお答えします。 市は、高齢者が住みなれた地域で安心して暮らしていけるよう高齢者支援のための事業方針を作成し、これに基づき委託された地域包括支援センターは、高齢者支援のためさまざまな事業を展開しております。したがって、実施主体である市は地域包括支援センターとは情報を共有するとともに連携を密にし、事業実施に携わってまいります。例えばひとり暮らし高齢者の相談などがあった場合は、速やかに地域包括支援センターに連絡し情報を共有するとともに、問題解決に向けた協議を一緒に行ってまいります。 続きまして、3点、高齢福祉課と社会福祉協議会の場所が離れている、改善のための方法は考えているのかということでございます。答弁いたします。 本市の場合、議員のご指摘のとおり、高齢福祉課と社会福祉協議会が離れているという物理的な問題を抱えております。このため、高齢者にとっては高齢福祉課、社会福祉協議会、それぞれの機関で手続が必要となった場合、戸惑うという声もいただいております。現在は、高齢者が混乱しないよう、それぞれ窓口で受け付けした機関が連絡をとり合って、調整させていただいております。 現在のところ、住所が違うところにあるという物理的な瑕疵は難しいため、社会福祉協議会との連携を密にし、高齢者、ご家族の方々にご迷惑をかけないように努めてまいります。 以上でございます。 ○議長(薄井征記君) 説明が終わりました。 小峰議員。 ◆3番(小峰進君) (1)番の再質させていただきますが、潮来は30%ですか、平均じゃ27.7が30ということは多いということですけれども、高齢者及び認知症高齢者が増えている中で市はどのような対策に取り組んでいるのかちょっと教えてください。 ○議長(薄井征記君) 若槇高齢福祉課長。 ◎高齢福祉課長(若槇和昭君) それでは、再質問に対してお答えします。 当市としましては、民生委員の皆さんにご協力をいただき、ひとり暮らし高齢者の訪問をしていただいているほか、社会福祉協議会に委託し実施しております高齢者の見守り支援事業を実施しております。 以上でございます。 ○議長(薄井征記君) 小峰議員。 ◆3番(小峰進君) 民生委員がいろいろ実施しているということでございますから、引き続きこの辺はよろしく強化をしていただきましてお願いしたいと思います。 (2)番の再質させていただきますが、先ほど部長のほうより連携を密にしているという話出ましたけれども、定期的な会議等はしているのか伺います。 ○議長(薄井征記君) 若槇高齢福祉課長。 ◎高齢福祉課長(若槇和昭君) 定期的な会議は行っておりませんが、高齢者に何か問題事案が発生した場合、随時、地域包括支援センターとは協議させていただいております。 以上でございます。 ○議長(薄井征記君) 小峰議員。 ◆3番(小峰進君) 定期的にはやっていないと、何かあったら早急にということですけれども、今までやっていないならそういう定期的にやることも必要かなと。その辺はよく相談していただいて、どんどんこれふえてくると思いますし、家族からの相談もいろいろあると思うので、もう早急に、前向きに、何かあってからでは遅いのでよろしくお願いしたいと思います。 (3)番の再質ですけれども、いろいろ事情はあるんでしょうけれども、やはりスピード、頼まれたことに対してスピードというのは大切なので、高齢者の方、本人が来た場合には、やはり場所が離れているというのは、もう1階から2階、2階から3階、これも大変なのに、ここから向こう、結構な距離ありますよね。なおかつ雨降った、風吹いたといったらもっと大変だし、いろいろあると思うので、何とか窓口を一つにできないものなのか伺います。 ○議長(薄井征記君) 若槇高齢福祉課長。 ◎高齢福祉課長(若槇和昭君) 議員のおっしゃる提案についてですが、高齢者の窓口をワンストップという形のことに関しましては、ワンストップにすることにより高齢者にとっては非常に便利でよい提案と考えております。今後、医療とか介護、また税情報などの連携が必要になってきます。またシステム改修等を調査し検討してまいりたいと考えております。 ○議長(薄井征記君) 小峰議員。 ◆3番(小峰進君) よくわかりました。前向きでよろしく、若槇課長、よろしくお願いします。 では、大きい4番に入らせていただきます。 原市長のまちづくりについて。 原市長が就任し、1期4年が間もなく終わろうとしております。就任以来、茨城県との連携により、日の出地区の液状化等対策工事や津軽河岸跡整備事業、前川の改修事業に取り組んでこられました。都市計画税についても廃止するとともに、入札・契約制度改革等の実施、さらには行財政改革のためみずから給料を30%削減してこられました。 また、全国的に人口減少が懸念されている中、潮来市へ定住してもらうために高速バス定期券購入費助成や若年世帯定住促進助成金交付事業を推進してこられました。そのほか、医療福祉制度の拡充や学童保育時間の延長や不妊治療費の助成など、子育て支援の充実、高齢者等の交通手段確保のために広域路線バスの運行や運転免許返納者へのタクシー券助成等、各施策について着実に推進してこられました。 さまざまな政策に取り組まれてこられましたが、事業を実施するためにはそれなりの支出が必要と思います。現在も、「住みたいまち潮来」、「魅力あるまちづくり」の実現に向けて全力で取り組まれていると思います。 9月の定例会で、同僚議員の方からの一般質問において次期市長選への出馬を表明されました。そこで伺います。就任以来、これまでの市政運営を踏まえて、今後のまちづくりをどのように考えているか伺います。市長、よろしくお願いします。 ○議長(薄井征記君) 原市長、お願いします。 ◎市長(原浩道君) 小峰議員にお答え申し上げます。 今後のまちづくりということでございますけれども、議員のおっしゃるとおり、9月の定例会におきまして次期市長選への出馬を表明させていただきました。 平成27年3月に潮来市長へ就任させていただいてから4年がたとうとしております。これまで「住みたいまち潮来」を目指して一生懸命頑張ってきたつもりでございますけれども、まだまだ市民の皆様が実感を得られるような施策には至っておりません。ほとんどの自治体が人口減少対策、これが喫緊の課題となっております。これに歯どめを講じていかなければならないということでいろんな施策をやってまいりましたけれども、なかなか人口減少をとめることはできておりません。 また、このように潮来市は水と緑豊かな自然環境のすばらしい、そして東京からも高速バスを使えば70分ぐらいで来れる地域でございますし、鹿嶋のほうに向かえば鹿島港湾、バルク港になっておりますし、こういう場所、また茨城空港があってここも45分ぐらいで潮来市に来れるという、茨城県にとっては南の玄関口になっております。この地理的優位性を今後最大限に発揮できるような、そういう施策を進めていきたいと考えております。 また、細かいいろんな事業をやってまいりましたけれども、入札制度、その他もろもろの内部体制の構築も含めて、3年間で約18億の起債、借金を減らしてきました。これは継続して、これからの人口減少時代においては極力借金を減らしていくという方針のもとに、国・県としっかりと連携して、国庫事業、県事業、これを極力入れて、なおかつ市民の皆様に、ああ、こういう事業をしてもらってよかったと思ってもらえるような、そういう事業をどんどん実施していきたいと思っております。 1期4年ではなかなかできない事業もたくさんございます。これから、あと1期4年でしっかりとした、市民の皆様が住みたいと思えるようなまちづくりに一歩でも近づくように、来年度、もう一度挑戦をさせていただきたいと思っております。今後の市政運営は、就任当初から公平・公正で、そして正直な市政運営をしていこうということは変わりませんので、今後ともご支援を賜れば大変ありがたいなと思っております。 私からは以上でございます。 ○議長(薄井征記君) 説明が終わりました。 小峰議員。 ◆3番(小峰進君) 市長よりすばらしい思いの言葉をいただきまして感動しておりますが、1期4年、私も拝見させていただきましたが、すばらしいリーダーシップのもと、やはり市長だけがリーダーシップすごくても困るんですよね。執行部、職員の皆さんが市長と一体になってやっているなと。それがまずわかるのは玄関口、市役所、玄関口入るとやはり違いますよね、皆さんの顔が。笑顔も多い、市民サービスもすばらしいなと、そういうのがまずの基本だと思います。これは私も商売させていただいていますので、基本はそれなんです。挨拶が基本です。まずそれがすごいなというふうに、ここ私も議員をやらせていただきまして感じています。感じていましたから、なおかつ今も市長が18億も減ったと。やはりそれは職員の皆さんの力も大きいんじゃないかと思います。 ですから、今後も、市長は会社でいえば社長です、リーダーです。ですが営業マンでもございます。財政は苦しいわけでございまして、市長は皆さんに言われることは全部やりたいと思っていると思います。しかしながら、やはり支出が出るものでございます。お金が出るものでございますから、その辺は国と県にいろいろ営業をしていただきまして、それを持っていくのにも、その前にやはり執行部を初め、職員の皆さんのいろいろ、夜遅くまで頑張ってもらっていろいろ調査した書類とか計画書もあると思うので、とにかく潮来市だけでは少子高齢化で難しいものは、私、議員一人としましても思うことでございます。 市長もやる気十分でございますから、今後ともリーダーシップをとっていただきまして、とにかく私はよくこの一般質問では言うんですが、報・連・相がなくては市民には感動は与えません。報・連・相あってスピード、そこにプラススピードです。それが市民のためにもなりますし、市役所、もちろん皆さん、「住みたいまち潮来」のためにものなると思いますので、市長には、健康だけは気をつけていただきまして今まで以上に頑張っていただきたいと思います。本当に感謝と期待をしたいと思います。 以上で、3番、小峰進、質問を終了させていただきます。 ○議長(薄井征記君) 小峰進議員の質問が終わりました。 これから執行部の入れかえがございます。----------------------------------- △阿部慶介君 ○議長(薄井征記君) 次に、1番、阿部慶介議員の質問を許可します。議員は質問席に移動願います。 阿部議員。     (1番 阿部慶介君 登壇) ◆1番(阿部慶介君) 1番、阿部慶介。 ただいま議長より発言の許可をいただきましたので、通告に従い順次質問させていただきます。 1、潮来市の学校施設のエアコンと防犯カメラはどうなるか。 前回の議会にも質問させていただきましたが、小・中学校のエアコンの設置は世の中的にも話題になっております。国会の安倍首相の答弁でも、普通教室の新設を優先しつつ自治体の状況に応じた対応を行うとしています。そこで伺います。 ①潮来市は普通教室にはエアコンが設置されていますが、特別教室のエアコンの設置に向けての進捗状況は。 ②前回の議会で、「さらなる防犯上、安全な効果が得られるような台数が必要とあれば、各学校からの聞き取り等を含め、設置について検討を進める」と答弁いただいております。各学校への聞き取り状況はいかがですか。 以上2点よろしくお願いします。 ○議長(薄井征記君) 石津教育部長、お願いします。 ◎教育部長石津利衛君) それでは、阿部議員のご質問の答弁をさせていただきます。 1点目、特別教室のエアコン設置について述べさせていただきます。 市内小・中学校の普通教室には108教室全てにエアコンを設置しております。しかしながら、特別教室のエアコン設置につきましては一部教室に限られており、現在、市内小・中学校へ伺い、エアコンが入っていない教室を確認し、設置場所の検討をしている状況でございます。 今後につきましては、中・長期的な視点から、また国・県の補助金等の動向を注視しながら、特別教室のエアコン整備を検討してまいりたいと考えております。 2点目のカメラの新たな設置について検討は進んでいるのかというお尋ねでございます。 9月の定例議会後、市内小・中学校への聞き取りを行いました。各学校からはそれぞれ、防犯カメラ4台から5台は必要との要望がございました。要望台数に達していない学校につきましては、今後、十分な聞き取りを行い適宜整備を進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(薄井征記君) 説明が終わりました。 阿部議員。 ◆1番(阿部慶介君) そうしたら①のほうの再質をさせていただきます。 潮来市内の小・中学校の特別教室の数は幾つありますでしょうか。 ○議長(薄井征記君) 石津教育部長。 ◎教育部長石津利衛君) 全ての特別教室になりますと73教室になります。小学校では28教室、中学校では45教室ということで確認してございます。 ○議長(薄井征記君) 阿部議員。 ◆1番(阿部慶介君) では①のほうの再々ですが、職員室のエアコンなんかが故障している牛堀中学校や津知小学校などは、図書室を会議室として使用していたりします。各学校でそれぞれの事情に差があると思うんですよ、僕も。本当に必要とされるところに、学校教育課さんのほうで精査していただいて効率よく設置していただくことを願いますが、いかがですか。 ○議長(薄井征記君) 石津教育部長。 ◎教育部長石津利衛君) 議員おっしゃいますように、学校の職員室、また津知小学校の共用スペースといいますか、会議室にも用います図書室等々、今回、執行部としても、必要とあらば当然設置に向けて予算の計上ということで財政部局と調整をしている、現在、状況でございます。 以上です。
    ○議長(薄井征記君) 阿部議員。 ◆1番(阿部慶介君) やっぱり本当に必要と思っている学校は本当に環境的にも厳しいところもありますので、その辺をよく精査していただいてやっていただければと思います。 それでは②のほうの再質にいきたいと思います。 聞き取り調査をしていただいたということなんですけれども、聞き取り終了後、この学校は本当に必要だと思ったところはどんどん設置していっていただけるのでしょうか、お願いします。 ○議長(薄井征記君) 石津教育部長。 ◎教育部長石津利衛君) 答弁させていただきます。 先ほど答弁の中で、防犯カメラの設置につきましては必要とするものが各学校四、五台ということがございました。確かに学校によって、入り口等々が数多くある場所、ただ構造的に複雑な校舎等々いろいろな状況がございます。その辺につきましては、全てに天から見おろすようなカメラというものはございませんので、適宜、学校現場と十分協議をさせていただき、繰り返しになりますが、順次対応が考えられればいいのかなと考えております。 以上です。 ○議長(薄井征記君) 阿部議員。 ◆1番(阿部慶介君) 正直、エアコンもそうなんですが、防犯カメラもやっぱりつけるとなるとそれなりのお金のかかるものだと思います。全部が全部、要望に応えるというのはなかなか、正直、潮来市のことを考えると難しいと思います。その中でもやっぱり本当に必要だというところは何とか、子供たちの環境のこともあるので、ぜひ前向きというか、全力でやっていただければと思います。 僕も子育て世代でありますから、子供たちの学校の環境というのはすごく気になります。例えば今の子供たちが環境のよいところで勉強をして大人になって立派になっていただいて、またその子供の子供たちが潮来市で育ってくれるようになってくれればいいなと思いながらこういった質問をさせていただいております。先ほど部長もおっしゃっていましたが、今後、国の動向なんかもぜひ注視していただいて、いろいろな事業や補助金が出てくることもあると思いますので、そういったことで子供たちの学校の施設の環境をよくしていただきたいと思います。 それでは、大きな2番のほうに入りたいと思います。 2、スポーツのすばらしさを伝える「夢の教室」、JFAこころのプロジェクトについて。 JFAこころのプロジェクトとは、さまざまな競技の現役、OB、OGのスポーツ選手などを夢先生として学校へ派遣し、夢を持つことやその夢に向かって努力することの大切さ、仲間と協力することの大切さなどをゲームと夢先生の体験談を通じて子供たちに伝えるすばらしい教室です。そこで提案させていただきます。 ①こころのプロジェクトのホームページを拝見すると、サッカーの枠を超え、野球、バレーボール、陸上、水泳、モータースポーツなど、多くのアスリートの皆さんがこのプロジェクトに参加しています。そして、数多くの子供たちが夢先生とともに夢について考え、スポーツのすばらしさや夢を持つことのすばらしさを、それに向かって努力することの大切さを学んできたとあります。 近隣では鹿嶋市が取り入れていると聞いています。潮来市としても子供たちに夢のすばらしさを伝える教室を取り入れてみてはいかがですか。 ②夢の教室を取り入れるに当たって何か障害となることはありますか。 以上2点よろしくお願いします。 ○議長(薄井征記君) 石津教育部長、お願いします。 ◎教育部長石津利衛君) それでは、潮来市として授業に取り入れてはいかがかというご質問に対し答弁をさせていただきます。 早速、鹿嶋市のほうに聞き取りをいたしました。平成30年度から2カ年計画で「夢の教室」を実施すると聞いております。本年度は中学2年生、来年度は小学5年生を対象といたしまして、鹿嶋市内の全ての学校において、クラス単位で「夢の教室」を計画しているそうです。また、全校生徒、保護者等を対象といたしました特別授業といたしまして、講演会を各学校1回開催するそうでございます。 今回ご提案いただきましたJFA、公益財団法人日本サッカー協会こころのプロジェクト「夢の教室」は、子供の心身の健全な成長に寄与するプロジェクトでございまして、これまでの開催実績からしてもとてもすばらしいものであると思います。今後の青少年育成の事業として参考にさせていただきたいと思います。 また、なお本市では、JFAの「夢の教室」と同様な心の教育につながる授業として、公益財団法人日本オリンピック委員会が学校にオリンピアンを派遣する「オリンピック教室」授業、そしてまた日本財団パラリンピックサポートセンターがパラアスリートを派遣する「あすチャレ!スクール」の平成31年度の開催希望を申し込みしているところでございます。 また、当市では、鹿島アントラーズのホームタウン事業といたしまして、アントラーズの選手が小学校を訪問し、子供たちとスポーツを行い交流する小学校訪問事業に取り組んであることを申し添させていただきます。 2点目の現段階で導入に対し何か障害となるものはというご質問でございます。 「夢の教室」実施に当たっては、やはり費用の面がネックになると考えております。費用につきましては、「夢の教室」の対象学年である市内の小学校5年生8学級と中学校2年生の8学級の計16学級で実施し、あわせて特別授業として講演会を各学校で開催した場合には、総額で600万から700万円に上ると見込まれてございます。積算内容につきましては、夢先生の講師料を初めとする、また帯同するアシスタントスタッフのそれに伴う交通費、宿泊費等が発生すること、また講演会も別途、講師料がかかるというような内容でございました。 以上です。 ○議長(薄井征記君) 説明が終わりました。 阿部議員。 ◆1番(阿部慶介君) それでは①のほうの再質をさせていただきます。 こころプロジェクト以外にもオリンピックのほうでやっている「オリンピック教室」、またあとはパラアスリートが講演していただける「あすチャレ!スクール」というものがあるということを今聞いたんですけれども、それはどういったものですか。 ○議長(薄井征記君) 茂木秘書政策課長。 ◎秘書政策課長行財政改革推進室長(茂木衛君) それでは、「オリンピック教室」等につきましては、秘書政策課が担当部署とありますので、私のほうから答弁させていただきます。 まず、「オリンピック教室」でございますが、公益財団法人日本オリンピック委員会、JOCですが、が主催として行う授業でございます。オリンピック出場経験アスリートとなりますオリンピアンが教師役となりまして、オリンピアン自身のさまざまな経験を通してオリンピックの価値等を伝えると同時に、この価値がオリンピアンだけのものではなく多くの人々が共有し、日常生活にも生かすことのできるものであることを学習する授業でございます。 こちら、対象が中学2年生、そして授業方法としましては、クラス単位を基本としまして2こまで1セットの授業ということで、1時限目が運動の時間、2時限目が座学の時間となっております。 また、実施校につきましては全国で年間60校程度ということでございます。 それと次に、「あすチャレ!スクール」についてでございます。こちら、日本財団パラリンピックサポートセンターが主催として行う授業となります。パラリンピック出場経験アスリートとなりますパラリンピアンとともにスポーツを体験したり講話を聞くことで障害に対する多様性を認め合うことの大切さと、障害の有無に関係なく個々の可能性に気づき、勇気を持って挑戦すること等について学習する授業でございます。 こちら、対象が小・中・高校生でございます。 それと、実施内容でございますが、1学年から全校生徒での実施が可能で、90分の授業ということで、内容はパラスポーツデモンストレーション、あとパラスポーツの体験と講話となってございます。また、学校の先生を対象に、地域、学校に対する「あすチャレ!」をテーマに90分の研修も開催することになってございます。 こちら、1団体につきましては4校以上最大5校までとなってございまして、実施校につきましては、年間各地方で原則3自治体ということで、潮来市の場合は関東地方で3自治体までとなってございますので、結構、対象自治体は少ない状況でございます。 以上でございます。 ○議長(薄井征記君) 阿部議員。 ◆1番(阿部慶介君) 「オリンピック教室」や「あすチャレ!スクール」のほう、大変よく調べていただいて、各団体いろいろすばらしい教室をやっていると思います。 先ほどこころプロジェクトでは結構な費用がかかるということだったんですけれども、今の答弁を聞く限り「あすチャレ!」とか「オリンピック教室」のこともかなり調べられていると思うので、わかればでいいんですけれども、この「あすチャレ!」、「オリンピック教室」の費用というのはどれくらいかかるのか教えていただければ。 ○議長(薄井征記君) 茂木秘書政策課長。 ◎秘書政策課長行財政改革推進室長(茂木衛君) 当市におきましては、2020年東京オリンピックに向けて機運醸成の部分も含めまして、次年度、授業を実施できるように、「オリンピック教室」に対しての今申し込みをしているところでございます。 その内容としましては、中学校2校、2年生4クラス分ということで、大体これが限度かなという話だったものでございますから限度内で申し込みしているところでございます。予算としましては2校分で36万円となってございます。こちら、潮来市、ホストタウンということもありますので、特別交付税措置が2分の1されるというものでございます。 それと、「あすチャレ!スクール」につきましても、次年度、授業できるように申し込みを今しているところでございます。こちら、本来、1自治体4校以上5校までとなってございますが、できれば6校ということで今申し込みをお願いしているところでございます。予算としましては21万円でございます。6校分としまして21万円ということで、こちらもホストタウンということで特別交付税が2分の1支給されるというものでございます。 以上でございます。 ○議長(薄井征記君) 阿部議員。 ◆1番(阿部慶介君) もう既に「オリンピック教室」とか「あすチャレ!スクール」は申し込みはされているということで、さらに交付税もあって、先ほどのこころプロジェクトのものよりは大分経費はかからないのかなと思います。ただ、こころ教室もいろいろありまして、スタンダードタイプというのがありまして、もしその辺を調べていてスタンダードタイプというのをご存じであれば、どれくらいかかるのかというのをちょっと答弁いただければと思うんですけれども。 ○議長(薄井征記君) 塙生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(塙誠一君) 再質問にいただきました、スタンダードな形での「夢の教室」の実施に際しましてどれだけ費用がかかるのかというご質問です。 「夢の教室」のスタンダードな形というのが、小学校5年生と中学校2年生を対象とした場合に、小学校、潮来市で申しますと8学級、中学校につきましても8学級、計16学級でそれぞれ学級単位で開催をいたしますと、開催費用は約160万から200万程度かなというふうに考えられます。 以上です。 ○議長(薄井征記君) 阿部議員。 ◆1番(阿部慶介君) ちょっとお金の話をして申しわけないんですが、やっぱりお金も大事ですので、お金が高いからいいとかいうわけではないんでしょうけれども、こうやっていろいろなスポーツのすばらしさを実感してわかってくれた方々が、子供たちに夢とかその実現する、頑張る、努力することのすばらしさを伝えるという教室は本当にすばらしいと思うので、ぜひそういう機会を子供たちのためにつくっていっていただければと思います。 それでは3番のほうに移りたいと思います。 3、災害や防災情報は市民の皆さんには必要。潮来市メールマガジンについて。 先月の18日に、潮来市の防災訓練が延方小学校で開催されました。今回は、メールマガジンの普及率を上げるため、登録用特設ブースを設けていただきました。そこで伺います。 ①防災訓練当日のメールマガジン用特設ブースの宣伝はどのようにして行いましたか。 ②メールマガジン用特設ブースには何人くらいの方が来て登録していきましたか。 ③今後このような普及率アップのための活動は行っていきますか。また、当日登録するのに当たり何か問題点等はありましたか。 以上3点よろしくお願いします。 ○議長(薄井征記君) 柿崎総務部長、お願いします。 ◎総務部長(柿崎純一君) それではまず、1点目の特設ブースのPRについてお答えさせていただきたいと思います。 11月18日の延方小学校をメーン会場といたしました市の防災訓練には、各地区の自主防災組織の方々を中心に、議員の皆様を初め、関係者・関係機関の方々を含めまして市内全域で約3,700名の方にご参加をいただいたところでございます。ご協力いただきました皆様には厚く御礼を申し上げるところでございます。 当日、延方小学校のメーン会場には延方小学校の生徒の皆様や延方地区の自主防災組織の皆様にお集まりいただきまして、消火器訓練や煙道体験、応急担架の作製などいろいろなものを体験していただきました。その中で、防災訓練としては初めての取り組みといたしまして、メールマガジンの登録ブース、登録のテントを一張り立てまして会場の皆様に登録をお願いしたところでございます。 このメルマガの登録につきましては、10月に開催いたしました防災訓練の説明会の際にお知らせしたほか、訓練当日には会場内、場内アナウンスを使いまして案内させていただきました。また、そのほか各地区担当職員にチラシ等の配布を行わせたところでございます。 それから、2点目、登録状況についてお答えをさせていただきます。 今年度、実はそちらのブースのほうには約50名の方がお越しになられました。19名の方がその場で登録をいただきました。残念ながら携帯電話のセキュリティー設定等の理由でその場では登録をできない方々もいらっしゃいましたが、訓練後、登録状況を確認したところ、追加で13名の登録を確認したところでございます。 それでは、続きまして3点目、今後の活動、当日の問題点等についてお答えをさせていただきたいと思います。 メールマガジンは、防災行政無線放送だけではなく、市、議会からのお知らせや健康情報その他さまざまな市の情報を発信しておりまして、市の情報発信の重要な手段の一つであろうというふうに考えております。それぞれの課が主管課である秘書政策課、情報発信室と連携し、これまで以上に啓発・普及率アップに努めてまいりたいというふうに考えているところでございます。 訓練当日の反省点としましては、今回、当初予定していた場所と、陸上自衛隊、こちらに橋をかけるトラックですとか機材の展示をしていただいたんですが、そちらの場所と重なってしまったために、そのテントが会場内の後方のほうになってしまったというところが、いらっしゃっていただいた方々にはわかりづらかったのかなというふうに思っております。会場の皆様には、よりわかりやすい場所に設置することができれば、もっと多くの方にお越しいただきまして登録もできたのではないかというところを反省しているところでございます。 また、今後の課題点といたしましては、メールマガジンの登録時には、先ほど申し上げましたセキュリティーの設定等を行っている方がいらっしゃいますが、携帯電話の設定運行が必要になるというような場合がございます。ご自身が設定した暗証番号がないとそちらのセキュリティー外せなかったりするものですから、登録ができないということになってしまいます。 今後は、お使いの機種ごとに登録方法がそれぞれの携帯電話で違ってしまうような場合もございますので、さらなる啓発・普及率アップのために、通信事業者の方々やそれから市内の携帯電話販売店の皆様に協力を求めるのも一つの方法だというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(薄井征記君) 説明が終わりました。 切れのよいところで休憩させていただきます。 午後は1時30分より再開いたします。                         (午前11時56分)----------------------------------- ○議長(薄井征記君) それでは始めます。休憩前に引き続き再開いたします。                          (午後1時27分)-----------------------------------     (「違います。3番の再質から」と呼ぶ者あり) ○議長(薄井征記君) 大きな4番のメガファーム事業についての……失礼しました。大きな3番を説明いただいたので、3番の再質から始めます。 阿部議員。 ◆1番(阿部慶介君) すみません、議長も飛ばしてしまうような質問ばかりで大変申しわけないんですけれども、一生懸命頑張りますので午後からもよろしくお願いいたします。 それでは、3番、潮来市のメールマガジンについての再質問をさせていただきます。 お昼を挟んでしまったので、各区ごとに説明会を行っていただいているとか、場内アナウンスを災害訓練のときにやっていただいたとか、またチラシも配っていただいたり、そのブースのほうには50名くらいの方が来てくれてその場で19名の方が登録をしていただいて、携帯の諸事情で登録できなかった方々もその後に13名の方が登録をしてくれたという、大変ありがたい結果をお聞きしました。 それで、今後どういうふうにやっていくかというところで再質問をさせていただきたいと思うんです。今までも広報いたこ等ではいろいろ宣伝というか、入ってくださいよという要望とかお願いはしていたと思うんですけれども、前からお願いはしているんですけれども、もっと、グラウンドゴルフの大会に行ってみるとか、あとは町内の行事ごとのほうにもお手数なんですけれども出向いていっていただくとか、またご年配の方だけじゃなくて、例えばかすみ保健福祉センターで若いお母さんとかお父さんとか集まるときとか、また学校行事等で保護者の方が学校に来るときにちょっと場所を間借りしてとか、そういう形で、正直、僕も訓練のところにいていろいろ市民の方にどうですかとお話をしたんですけれども、何、それと言う方も若干おられました。これだけやっていても、ああ、まだなかなか認知されていないところも若干あるのかなと正直思いましたので、先ほど部長も言っていましたが、防災の情報だけじゃなくて市の大事な情報も、いろいろありがたい情報も流れているということで、なるべく皆さんに知っていただければなというのがありますので、そういったところにちょっと出向いていくことをお願いしたいんですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(薄井征記君) 柿崎部長、お願いします。 ◎総務部長(柿崎純一君) それでは、ただいまのいろいろなイベントや催し物、そちのほうに出向いてというようなところでお答えをしたいと思います。 そちらにつきましても、いろんな催し物ありますので全てというわけにはもちろんまいりません。ただ、大勢の方がお集まりになるようなイベントは、議員もおっしゃったグラウンドゴルフ大会ですとかさまざまあろうかと思います。そういうときには、今後のことにつきましては情報政策部門とも連携をとりながら、できるだけ出向いてご説明をできればというふうには考えております。 当日の延方小学校でも、なかなか自分でするのは大変なんだと、ただ今回はお手伝いをいただいたので、やってみてよかったというようなお声もいただきました。そういうことも踏まえまして、今後、そういう事業にも協力してまいれればなというふうに思っております。 また、メールマガジンにつきましては、実はまちづくり懇談会等のときにも、防災無線が聞き取れないんだというようなお声をよくいただきました。ただ、メールマガジンにつきましても、そちらのメールで文字情報として流すことができます。これは後で見返すこともできますし、いろいろな面でそういう聞こえないというようなところを払拭できるものだというふうに考えておりますので、今後も引き続き、普及率のアップに努めてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(薄井征記君) 阿部議員。 ◆1番(阿部慶介君) 部長からも前向きなご答弁をいただいて、特にスマホじゃなくて昔の携帯の方なんかはなかなか、ちょっと操作も変わっていて、機種ごとに違っていて難しい点があったと思いますので、部長もおっしゃっていましたが、各メーカーさんの方がもしご協力していただけるならばまたその場でもスムーズにできるのかなと思いますので、そういったこともぜひちょっとやっていただければと思います。今回、初めてで50名近くの方が来てくれてトータル32名の方が登録してくれたというのはすごいことだと思うので、こういうことの繰り返しでどんどん普及していってくれればと思います。 3のほうは以上で、4番のメガファームのほうに移りたいと思います。 メガファーム事業について。 茨城県が推進するメガファーム事業は、将来懸念される農業者の担い手不足の解消や農地の集積・集約が進むことも期待して、大規模水稲経営体を短期間で育成する取り組みだと思います。 ①前回の質問で部長のほうから、「農業者の方が不利益にならないよう丁寧な説明をさせていただき、よりよい方向に進むように努めることが大切であるのかなと考えておるところでございます。」と答弁をいただきました。農業者の方にその後、丁寧な説明というのはされていますか、お願いします。 ○議長(薄井征記君) 土屋環境経済部長、お願いします。 ◎環境経済部長土屋健司君) それでは、阿部議員のご質問にお答えをさせていただきます。 本議会前の教育福祉経済委員会協議会や全員協議会でもご説明をさせておりますが、9月の議会以降、農業者の皆様、関係者の皆様にご理解をいただけますよう丁寧に説明会を行ったところでございます。9月25日の潮来市の農業委員会の定例総会におきましても、鹿行農林事務所より農業委員、農業委員会農地利用最適化推進委員の皆様にも説明を実施いたしたところでございます。 また、メガファームエリア、その推進エリアの中でメガエリアを設定するために、現在、農地の実態調査、アンケートを進めているところでございます。この調査を実施するに当たりまして、7月24日に開催いたしました認定農業者の皆様へのメガファーム説明会に参加をいただきました各農家のお宅のほうを10月上旬に訪問させていただきまして、県と市で説明をさせていただいたところでございます。 さらに、10月25日には潮来市議会教育福祉経済委員会委員、潮来市農業委員、農地利用最適化推進委員、認定農業者の皆様との意見交換会の場においても説明をさせていただいたところでございます。 今後も農業の方に丁寧に説明をさせていただきたいと思っておりますので、今後ともどうぞよろしくお願いしたいと思います。 以上でございます。 ○議長(薄井征記君) 説明が終わりました。 阿部議員。 ◆1番(阿部慶介君) 9月25日にも農業委員、農地利用最適化推進委員の方に総会で説明をして、10月上旬にも、24日の認定農業者の方、説明会に来ていただいた方にも一軒一軒回られて説明されたということだと思うんです。それで、今、農地の実態調査をするためにアンケートを行われているということだと思うんですけれども、そのアンケートの回収率と、そのアンケート回収後に実態がある程度わかった時点でもう一回説明をすると思うんですけれども、それはいつごろですか。 ○議長(薄井征記君) 土屋環境経済部長。 ◎環境経済部長土屋健司君) まずは回収率と今後の予定というところかなと思います。 回収率につきましては、12月7日現在、こちらが67%の回収率となっているところです。以前に委員会の皆様にご報告したときは多分55%でご報告させていただいたのかと思いますが、7日現在で67%の回収率になっておるところでございます。まだ目標の80%に達しておりませんので、引き続き頑張ってまいりたいと思っております。 あと、今後の予定というところにつきましては、今のお話ししました実態調査のほう、こちらの調査を年内を目途に集約いたしまして、年明けから3月にかけて、担い手の皆様や地権者の皆様と話し合いを進めていきたいと考えているところでございます。 引き続き、農業者の皆様にご理解をいただけるように丁寧に説明をさせていただきたいと思っておりますので、引き続きよろしくお願いしたいと思います。 以上でございます。 ○議長(薄井征記君) 阿部議員。 ◆1番(阿部慶介君) 今現在、回収率が67%ということで、目標は80%ということで、年内にはアンケートを回収して説明ができるんじゃないかということだと思うんですけれども、今、このアンケートは地権者というか地主の方に対するアンケートだと思うんですけれども、その後、耕作者の方にもアンケートを行わなきゃいけないのかなと思うんです。例えば耕作者の方にアンケートをとって、そのアンケートのまた説明会というか、意見をいろいろ交換したりするのをやらなきゃいけないと思うんですけれども、農家の方に聞くと、正直、3月に入ると忙しくなってきちゃうんだと言われたんですよ。だから、もしそういうのをやるんであれば2月中にやってくれないかな、そういうのがあればというのを言われたんですね。その辺のタイムスケジュールのこともあって、今後どうするのかをちょっとまた教えていただければと。お願いします。 ○議長(薄井征記君) 土屋環境経済部長。 ◎環境経済部長土屋健司君) 確かに、議員おっしゃるように、春先になると農家の方も忙しくなるのかなと思います。しかし、ある程度アンケートの回収率、パーセントが上がらないと事業のほうもなかなか進まないのかなと思います。農家の方にも、ある程度パーセントが上がりまして、今度はエリアの設定をしていくに当たりまして、どちらにしろそこでもまた関係者の皆様にお集まりいただいて用地を選定していくような、エリア決めをしていくような方向で進めますので、まずそのときにまた丁寧にご説明をさせていただきたいと思っております。 以上です。 ○議長(薄井征記君) 阿部議員。 ◆1番(阿部慶介君) メガファーム事業は、短期間で100町歩、なかなか集約が難しいと思いますが、これを機に、今まで段差があったりとかやっぱり深い田んぼがあったり、そういうところを集約して使いやすくなるような土地に変えたりとかもできるんじゃないかなと思っていますので、この事業を生かして、さらにまたもっと集約して農家の皆さんがお米をつくりやすくなってくれればと思いますので、部長とか課長とか、農政課の方はいろいろクッション役になっていろいろ大変なところもあると思いますけれども、ぜひ潮来市の農家の皆さんのために頑張っていただければと思います。 以上で1番、阿部慶介、質問を終わりにします。ありがとうございました。 ○議長(薄井征記君) 1番、阿部慶介議員の質問が終わりました。 ここで執行部の入れかえがあります。----------------------------------- △大野政則君 ○議長(薄井征記君) 続きまして、4番、大野政則議員の質問を許可します。議員は質問席に移動願います。 大野議員。     (4番 大野政則君 登壇) ◆4番(大野政則君) 4番、大野政則です。 ただいま議長より発言の許可をいただきましたので、通告に従い順次質問してまいります。 1、潮来市の観光について。 67回を数える水郷潮来あやめまつり大会が、ことしも多くの関係者のご尽力により大勢の観光客の方々をお迎えして開催された。さらなる取り組みとして、潮来市では通年型観光の実現及び外国人観光客の誘致に力を入れ各種事業が進行中である。そこで伺う。 ①過去3年間の水郷潮来あやめまつり大会における観光客数と外国人観光客数の推移を伺う。 ②水郷潮来あやめまつり大会開催による市内飲食店及び宿泊施設等への経済効果について伺う。 ③通年型観光の実現に向けた取り組み状況及び具体的な数値目標を伺う。 ④外国人観光客の誘致に向けた取り組み状況及び具体的な数値目標を伺う。 以上4点お願いします。 ○議長(薄井征記君) 土屋環境経済部長、お願いします。 ◎環境経済部長土屋健司君) それでは、大野議員のご質問に答弁させていただきます。 まず1点目のご質問でございます。 まず、3カ年の水郷潮来あやめまつり大会における観光客入れ込み数でございます。 平成27年度第64回水郷潮来あやめまつりは85万2,000人、平成28年度第65回大会は78万人、平成29年度第66回大会は82万人、そして今年度の第67回大会は80万人という入れ込み数でございます。 続きまして、外国人観光客についてでございます。各年各月の外国人の宿泊人数の把握がございますので、こちらで申し上げさせていただきます。 平成27年6月202人、27年1月から12月までで2,189人、平成28年度は、申しわけありません、6月の宿泊数がございません。28年1月から12月までで1,843人、平成29年6月103人、29年1月から12月までで2,177人、そして平成30年度6月につきましては241人、平成30年1月から6月までで2,042人と伺っているところでございます。 2つ目のご質問でございます。 これまでも市内飲食店及び宿泊施設へお客様の数、売り上げ等経済効果をお聞きした経過はございますが、具体的なお話は伺えませんでした。そのような中で経済効果をつかむことは困難でありますので、どうぞご理解のほうをお願いしたいと思います。 続きまして、3番目のご質問でございます。 通年型への取り組みといたしまして、まず潮来市商工会のほうで平成28年度から、ろ舟運航を進めさせていただいております。4月下旬のゴールデンウイークから、7月、8月を除いた10月末までの土日運航をしていただいておるところです。また、人力車につきましても、元気市や商工祭などでにぎわいの創出を行っていただいているところです。そして、嫁入り舟につきましても、あやめまつり以外の期間において、民間の力で潮来ウエディングを実施していきたいというお話もいただいております。通年を通して水郷潮来に魅力が増すものであると考えております。さらに二本松寺のアジサイの見学のお客様もふえており、花暦というような形での通年化も引き続き進めてまいりたいと考えます。 このような中で、数値目標としましては、2022年度には年間観光入れ込み客数を260万人を目指してまいりたいと考えております。 今後も、地域の独自性を生かし、潮来市らしい季節感のある観光振興を目指してまいりたいと思います。 4番目のご質問でございます。外国人観光客の誘致に向けた取り組み状況、具体的な数値というところでございます。 外国人観光客の誘致に向けた取り組みですが、今年度につきましては具体的な施策として4つほど取り組んでいるところです。 まず1つ目に、ホームページ環境の整備としまして、多言語ホームページ「VISIT ITAKO」の内容充実でございます。新たに2言語を追加いたしまして、6言語によって海外の方へ情報を発信できるようなったところです。6言語ですが、こちら英語、中国語繁体字、タイ語、ベトナム語に加えまして、新たに中国語簡体字、韓国語を加えたものでございます。 2つ目といたしまして、インバウンド向けの旅行消費醸成を行っております国内外の旅行会社を対象にしたモニターツアーの実施に取り組んでおり、先月11月28・29日に実施をいたしたところでございます。 3つ目として、潮来市観光客入れ込み環境整備事業でございます。こちらは、潮来市内飲食店が食のウエブサイトへ登録する際の補助を行っており、現在、市内12件の飲食店の取り組みに市から補助をしているところでございます。 4つ目としまして、JNTO、日本政府観光局と茨城県との連携強化でございます。自治体独自では取り組めない訪日イベントの開催時、旅行博等への日本ブース出展に潮来市観光パンフレットの配布などを行うことができております。 また、数値目標といたしまして、2023年には外国人宿泊客数を5,000人を目指して取り組んでまいりたいと考えております。今後、2020年東京オリンピック・パラリンピック開催を好機と捉え、さらなる外国人旅行者の集客と、来ていただき満足していただけるような環境整備に取り組み、外国人誘客に取り組んでまいりたいと思っております。 失礼しました。先ほどの目標人数のところですが、「2023年」のところを「2022年」と申しました。「2023年度」の目標数でございます。失礼しました。 ○議長(薄井征記君) 説明が終わりました。 大野議員。 ◆4番(大野政則君) それでは1番の再質問をさせていただきます。 観光客の来客数でございますが、大体約75から85というすばらしい数値の来客数が潮来市に訪れているという中で、外国人の方が非常にまだ少ないという中で、今年度、嫁入り舟におきまして外国人の方の参加がありました。これはどのような経過で外国人の方が参加されたのか、またその参加された外国人の方のご感想などが、わかる範囲で結構ですのであればお聞きしたいと思います。 ○議長(薄井征記君) 土屋環境経済部長。 ◎環境経済部長土屋健司君) 外国人の参加があったというところで、今年度の潮来花嫁さんにおきましては、29組中3組の国際カップルからのご参加があったところでございます。昨年度より2組ふえているというところです。花嫁さんにつきましては、ロシア人の花嫁さんとインドネシアの花嫁さんそれぞれ1名が参加していただきまして、花婿さんにつきましてはドイツ人の方が1名参加されまして、合計3名の外国の方の参加のあったところで大変喜んでいただけたと認識しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(薄井征記君) 大野議員。 ◆4番(大野政則君) 外国人の方が乗船していただければまた外国人の来客数もふえるという考えでありますので、ぜひとももっと勧めていっていただきたいなと私は考えております。 ②のほうの再質問に入らせていただきます。 先ほどの答弁の中で経済効果については困難という形でございましたが、まず観光客の方に潮来市に足をとめていただく、少しでも長い時間、潮来市のほうを観光していただきたいという中で、今回もあやめまつり会場において飲食店等が出店なされておりますが、その中で市内の飲食店に経済効果を狙う誘導をどのようなことを行っていたのかお伺いしたいと思います。 ○議長(薄井征記君) 額賀産業観光課長。 ◎産業観光課長(額賀浩君) それでは2点目の再質問でございますが、あやめ園からの市内の飲食店への誘導というようなお話でございます。 本市のあやめまつりのパンフレット、さらには観光協会のパンフレット、これまでのそのような媒体を使ったものでの周知もございます。またさらに、平成30年度、今年度でございますが、潮来市観光客受け入れ環境整備事業というような事業といたしまして、食のウエブ上での情報発信サイトへの登録に関しましての補助事業を行ったところでございまして、現在、12軒の飲食店が取り組まれて、おのおの、12軒の飲食店の皆さんがご自分のお店の情報をウエブで発信しているところでございます。そのような中で、あやめまつりにおいても、そのウエブをごらんになった方々があやめ園から市内の飲食店へということで伺っていただいた経過もございます。 このようなこれまでのパンフレットとまたSNSを使った本市や観光協会等々の周知、そして今年度ウエブ上での情報発信、このような中で、あやめ園からその周辺の市内の飲食店への誘導ができたものだというふうに考えておるところでございます。 以上です。 ○議長(薄井征記君) 大野議員。 ◆4番(大野政則君) 年間80万人という大変すばらしい方々が潮来市に訪れていただいているということで、少しでも足をとめる計画を練っていただきたいなと考えます。 それでは③のほうの再質問としまして、先ほどの答弁で通年型でろ舟運航を行っているというお話でございましたが、あやめまつり以外の乗船客数がわかればお伺いしたいなと考えております。 ○議長(薄井征記君) 土屋環境経済部長。 ◎環境経済部長土屋健司君) 通年に伴うろ舟の乗船数というところでございます。 まずは、あやめまつり期間の推移でございます。こちら、平成28年度1万1,013人、平成29年度が1万3,324人、平成30年度が1万1,405人でございます。そして通年型期間の推移ですが、こちらは平成28年度が401人、平成29年度が516人、平成30年度、ことしですね、こちらが610人となっております。あやめまつり期間につきましてはここ3年間の中で増減が多少ございますが、通年型期間につきましては、ここ3年間、順調に乗船者数が増加している傾向となっているところです。 以上でございます。 ○議長(薄井征記君) 大野議員。 ◆4番(大野政則君) 少しでも長く期間をとっていただいて年間を通じてやっていただきたいのと、これは潮来市の市長の座談会のほうでも市民の方からのお話があったのですが、あやめまつりだけではなく県民の森を使用したイベント等を企画したらどうだというお話がありました。そういうお考えがあるのかお伺いしたいと思います。 ○議長(薄井征記君) 額賀産業観光課長。 ◎産業観光課長(額賀浩君) 再々質問の中で県民の森というお話でございます。 県民の森につきましては、基本的に毎月1回、県民の森の利活用の会議が県民の森で開かれております。私も、毎月は参加できないところでございますが、参加をさせていただいておるところでございます。 そういった中で、私ども観光施策を進める中で通年型というのは大変大切な考え方でございまして、この通年型を進めなければならないという思いで取り組んでおるところでございます。先ほども申しましたろ舟の活用、さらには人力車の活用、そして花暦の考え方、そして周辺の県民の森の利活用ということも大変大切なものであると考えておるところでございます。県民の森の利活用の会議の場においてもただいまご意見をいただいた内容を報告させていただきながら、本市の観光施策に生かしていきたいというふうに考えているところでございます。 以上です。 ○議長(薄井征記君) 大野議員。 それでは④の再質問に入らせていただきます。 11月28日、29日とインバウンドのモニターツアーを実施されましたという先ほどのご答弁でございましたが、何社参加されましたか、または何を期待されてこの企画をなされたのかお伺いしたいと思います。 ○議長(薄井征記君) 土屋環境経済部長。 ◎環境経済部長土屋健司君) 先ほどもお話ししましたインバウンドのツアーですね、こちら、旅行会社5社の参加をいただきモニターツアーを実施したところでございます。5つの旅行会社につきましては、それぞれ台湾、タイ、ベトナム、韓国などの東南アジア諸国からの訪日旅行の取り扱い実績を持つ会社でございます。これらの実績と結びつく形で、今後も台湾、タイ、ベトナム、韓国などからの潮来市を目的とした旅行商品の醸成を期待しているところでございます。 以上です。 ○議長(薄井征記君) 大野議員。 ◆4番(大野政則君) それでは、4番の④の再々質問をさせていただきます。 この間、先日の中学生の海外派遣で台湾との交流をしておりますが、これからこの海外派遣をきっかけに海外との観光交流をされるようなことを企画されてはと考えますが、市としてはどのようなお考えなのかお伺いしたいと思います。 ○議長(薄井征記君) 額賀産業観光課長。 ◎産業観光課長(額賀浩君) それでは4点目の再々質問でございます。 台湾との交流というようなお話でございます。これまでも本市と交流計画等に基づきながらさまざまな取り組みがされておることかと存じます。そういった中で、観光客誘致活動も考え方に位置づけられておるというふうに考えておりますので、私ども観光部門のポジションといたしましても、交流・連携等々、市役所の関係部署と連携をとりながら進めていけたらなというふうに思っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(薄井征記君) 大野議員。 ◆4番(大野政則君) それでは大きい2番の質問に入らせていただきます。 2、水郷潮来バスターミナルの再整備について。 水郷潮来バスターミナルは、年間を通し、市民だけにとどまらず鹿行地域等の多くの方々にご利用をいただいており、鹿行地域、さらには茨城県を代表する交通ターミナルである。しかしながら、待合所や駐車場などが手薄となっており、待合所にはカフェやお土産売り場等を望む声が多い。潮来市では、これらの課題に対応するため、水郷潮来バスターミナル再整備基本計画を策定した。そこで伺う。 ①水郷潮来バスターミナルの再整備に向けた具体的な整備内容及び事業費を伺う。 ②財源の確保が大きな課題となっているとまちづくり座談会等において説明があったが、財源確保に向けた取り組み状況を伺う。 ③再整備に向けたスケジュールを伺う。 以上3点お願いいたします。 ○議長(薄井征記君) 土子建設部長、お願いします。 ◎建設部長土子正彦君) それでは、水郷バスターミナルの再整備に向けた具体的な内容と事業費の質問でございます。答弁いたします。 水郷潮来バスターミナルは、現状の駐車場利用状況におきまして慢性的な満車状態が発生しております。そのため、駐車場の満車状態及び利用者の不便を解消するため、再整備基本計画を昨年の29年度に策定したところでございます。 今後は、来年度より3カ年の予定で整備を行い、近い将来には、快適で利便性のよいバスターミナル駐車場を目指し整備に取り組んでいく予定でございます。 今後の具体的な整備内容ですが、駐車場の拡張整備といたしまして、基本計画では150台となっておりますが、段階的に暫定といたしまして77台の駐車升を拡張整備する予定でございます。それと、情報棟の新築といたしまして約170平方メートルの建物を予定しております。これは、既存の80平方メートルに対しまして約2倍大きい建物を建築予定しており、その情報棟には乗車券販売所、それと待合所、売店及びトイレの設置を予定してございます。既存の情報棟につきましては、新築の情報棟が完成した後に取り壊す予定でございます。 ロータリー部分につきましては、1バース増設し、バス路線が停車できるよう整備する予定でございます。また、現状では一般車の送迎がロータリー内で頻繁に行われており、高速バスと一般車の往来がありとても危険でございました。そういった中で、再整備の中で送迎レーンを駐車場内に新たに設置し、利用者の送迎がしやすくなるよう検討しております。 以上の整備を行っていくための事業費につきましては、全体事業費といたしまして、見込みでございますが約6億円を予定してございます。 2点目になります。財源確保に向けた取り組み状況というところでございます。 潮来市では、事業をする場合、補助金等を充てて行うこととしてございます。そのため、水郷潮来バスターミナル再整備事業におきましても昨年度より該当になる補助金を探し、関係省庁へ協議に伺っておりましたが、なかなか当事業に合致する補助金のメニューがございませんでした。しかし、社会資本総合整備交付金のメニューに合致するように国や県との協議を行いまして、現在、計画書を申請しているというところでございます。 ただ、まだ正式な回答が出ているわけではございません。該当すれば事業費の補助率は2分の1との予定となってございます。全体の充当率が県自体で低いというところもございまして、減額となる可能性があるというところを含めてお話しさせていただきます。 それと3点目になります。再整備に向けたスケジュールにつきましては、本年度でございます平成30年度、バスターミナルの再整備に向けまして、委託業務としてバスターミナル駐車場の測量、地質調査、不動産鑑定を行っております。 今後の再整備に向けたスケジュールについてですが、来年度の平成31年から33年度まで3カ年計画で再整備を行うという予定となってございます。31年度につきましては、委託業務といたしまして、水郷潮来バスターミナルの駐車場の詳細設計及び情報棟の新築設計を行います。それと、駐車場拡張部分の用地を取得いたしまして、拡張部の工事までを行う予定となってございます。平成32年には情報棟の建設及び既設情報棟の解体を予定しております。それと、最後の33年度でございますが、ロータリー部分の1バースの増設やそれに伴う駐車升の変更及び入場ゲート、精算ゲート等の移設等を行いまして、再整備を完了する予定となってございます。 答弁は以上です。 ○議長(薄井征記君) 大野議員。 ◆4番(大野政則君) それでは①の再質問に入らせていただきます。 先ほどの答弁の中で、予定数で150台の、77台の駐車場を増設というご回答でございましたが、この台数に関しましては、今、市民の方が車がとめられないという形で非常に困っているという形でお話を聞いております。多過ぎても周りの民営の駐車場を圧迫してしまうという考えの中で、この77台という台数にした根拠をお伺いしたいと思います。 ○議長(薄井征記君) 岡野都市建設課長。 ◎都市建設課長(岡野正弘君) 先ほど議員からご質問のありました77台の根拠なんですけれども、先ほど部長のほうの答弁にもございましたけれども、再整備基本計画の策定の際にまず入出庫状況を調査いたしまして、平日、土曜日、日曜日と調査をかけております。そのほかに駐車場を利用なさっている方の意向調査等も行っておりまして、その中でピーク時の増設台数が150台というふうにご説明いたしました。 補助申請上の台数というのはその150台で一応申請はしてございますが、まだ補助申請中でございますので、確定しているというわけではまだないんですね。基本整備上は150台でやりたいところなんですけれども、とりあえずまだそれが明確ではないので、まずはそれの約半数、半数ですと75から77台ということなので、まずは77台の暫定数値で整備をやっていこうというご説明になってございます。 以上でございます。 ○議長(薄井征記君) 大野議員。 ◆4番(大野政則君) 今のような市民の方がとめられなくなる可能性がなくなるということだと思いますので、ぜひともお願いしたいと思います。 それでは、②のほうの再質問の中でまだ財源が確保されていないという答弁でございました。ぜひとも財源確保をしていただいて、補助金をいただいてもらって早急に工事を進めていただきたいと思います。②は再質問はございません。 ③のほうで今期は測量というお話でございました。来期に駐車場の増設という中で、今、市民のほうから、やはり入るときにゲートが非常に使いづらいというお話がありました。これを早急にやっていただくのは可能なのかお伺いしたいと思います。 ○議長(薄井征記君) 岡野都市建設課長。 ◎都市建設課長(岡野正弘君) 今の議員のご質問は、今すぐ早急に何とかできないかというわけではないですよね。     (発言する者あり) ◎都市建設課長(岡野正弘君) この工事を3カ年計画で行う際にバスレーンのほうの増設のほうも予定してございますので、その際に今やっている料金所というか料金ゲートの入り口とかその辺の位置も改善するように検討してございます。今、平日で満車状態になっていると縦列的に並んだものがなかなか抜け出せなくて、多分、表のほうまで停滞しているという形だと思うんですけれども、その辺も改善できるよう検討してございますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(薄井征記君) 大野議員。 ◆4番(大野政則君) それでは3番の質問に入らせていただきます。 3、潮来市の人づくりについて。 まちづくりは人づくり、人づくりはまちづくりと言われるように、本市の市政発展に欠かせないものが人づくりと考えます。それには、青少年の人材育成や市のさまざまな講座、委員会など学びや団体活動、さらにはボランティア活動などに参画をしていただきながら市政運営に触れていただきたいと考えているところです。 そして、貢献をなされた市民の皆さん(職員含めて個人、団体方)に敬意を表して表彰することも大切なことと思います。職員の皆さんも潮来市という政策集団であると認識しており、市民の皆様と大いに期待をしているところでございます。そこで伺います。 ①市(教育委員会も含む)としては人づくりをどのように考えているのか伺う。 ②青少年の人材育成を具体的にどのように進めているのか伺う。 ③市の任意団体、ボランティア(公民館講座を除く)、計画策定委員会などに参画したい方への周知はどのようにされているのか伺う。 ④他市においてもまちづくり塾なるものがありますが、本市でも開いてはどうか。 ⑤市の表彰規程を定め、毎年、貢献される方を表彰したいと考えていますがどうか。 ⑥職員の表彰状況はどうか。 以上6点お願いいたします。 ○議長(薄井征記君) 吉川市長公室長、お願いします。 ◎市長公室長(吉川博美君) それでは、大野議員の人づくりに関するご質問にお答えしてまいりたいと思います。 まず1点目でございます。 市の認識ということで、議員の言われているとおり、市政あってのためには人づくりは欠かせないものであると考えております。現在策定中の潮来市第7次総合計画の中においても、各分野において、人材の育成など人づくりについても盛り込んでいるところでございます。「住みたいまち潮来」の実現に向け、地域資源等を初め、地域コミュニティを形成し、未来の潮来市を後世に継承していくためにも人づくりは重要であると考えます。市内には認知されないすぐれた技術、知識を持っている人材が多くいると思います。そのような方々の発掘及び活躍が図れるような取り組みが必要であると考えております。 以上です。 ○議長(薄井征記君) 石津教育部長、お願いします。 ◎教育部長石津利衛君) それでは、私のほうから2点目、青少年の人材育成について答弁をさせていただきます。 教育委員会分野での青少年の人材育成につきましては、青少年の健全育成のベースとなる社会環境整備づくりのため、青少年育成市民会議、また青少年相談員連絡協議会の皆様など関係諸団体と行政が連携を図り、祭礼などの巡視活動や店舗訪問、そして小学校、中学校、高等学校へ出向いての挨拶運動やマナーアップ運動、さらには薬物乱用防止教室などを実施しております。 また、具体的な人材育成としましては、国際社会に適応した人材育成を目的に、今年度から、ホストタウン制度を活用しました台湾との国際交流として中学生海外派遣事業を行っております。そのほかにも、小・中・高生が将来の夢や社会や世界に向けての意見や未来への希望などを発表する青少年のつどいを毎年開催するなど、青少年の人材育成につながる取り組みを行っております。 以上であります。 ○議長(薄井征記君) 吉川市長公室長、お願いします。 ◎市長公室長(吉川博美君) それでは、3点目の計画策定委員会などに参画したい方への周知というようなことでございます。答弁いたします。 総体的な周知方法としまして、市で所有する広報媒体であります広報いたこ、ホームページ、SNS、ラジオ等を活用し周知を行っているところでございます。また、委員やボランティア募集にあわせて、その活動の内容や目的などについてもお知らせを行っているところでございます。 続きまして4点目でございます。まちづくり塾についての提案かというふうに思います。答弁申し上げます。 議員の言われるように、市政の発展には人づくりは大変重要と考えます。他市において、まちづくり塾として、人づくり、ネットワークづくりのためにイベントや学習を通して取り組んでいる市もあるようでございます。 本市においても、人づくりのために塾や講座の開設について考えてみる必要はあると考えております。先進市から意見を聞かせていただくなど調査をした上で、潮来市に合った塾や講座が開催できるか検討してまいりたいというふうに考えてございます。 続きまして、5点目でございます。市の表彰規程を定め、毎年、貢献される方を表彰したいと考えますがというご提案であったかというふうに思います。答弁申し上げます。 これまで市全体を網羅した表彰規程等はなく、市民の中から市の発展に貢献されその功績が顕著であった方を、茨城県市長会主催による民間自治功労者表彰へと推薦しているところでございます。また、市政に対し貢献のあった市民の方に対しては感謝状の贈呈をしているところでございます。 市民や各種団体等への表彰は、これまで多大なる貢献をされた市民へのねぎらいにもなりますし、励みにもなろうかと思いますので、今後、より公正に選考できるよう、規程等の整備について近隣の状況を参考にしながら検討してまいりたいというふうに考えてございます。 以上です。 ○議長(薄井征記君) 柿崎総務部長、お願いします。 ◎総務部長(柿崎純一君) それでは、私のほうからは6点目の職員の表彰状況、こちらについてお答えをさせていただきたいと思いますが、こちらは市役所の内部表彰という視点でよろしゅうございましょうか。 それでは、現在、潮来市では潮来市優良職員表彰規程を設けまして、その規程に該当する職員の表彰を行っているところでございます。この規程の目的でございますが、職員に「顕著な業績があり他の職員の模範として推奨に値するものを表彰し、もって職員の勤務意欲の高揚と業務能率の増進を図る」ということを目的としております。 これまでに、潮来市職員提案制度に基づきまして政策提案を行った17名の職員が優良職員として表彰されているところでございます。 以上でございます。 ○議長(薄井征記君) 説明が終わりました。 大野議員。 ◆4番(大野政則君) それでは、④の再質問ではございませんが、④のほうでまちづくり塾ということで、先日、茨城新聞のほうで鹿嶋市のまちづくり塾等が記載されました。やはり潮来市としても、リーダーシップをとる方、そしてリーダーになっていくボランティア的な組織をつくっていくのにもこういう塾をつくって教育していっていただきたいというのが私の願いでございます。これから観光においても農業においてもそういう形をとっていただきたいというのが基本と思いますので、お願いしたいと思います。 それと、⑤の再質問でございますが、他市においては表彰規程というものを条例で定めております。本市としてもそういう条例をつくってはと思いますが、その辺お伺いしたいと思います。 ○議長(薄井征記君) 吉川市長公室長。 ◎市長公室長(吉川博美君) それでは、4点目、鹿嶋を例にされましてぜひにということでございますので、これも引き続き検討させていただきます。 5点目に、表彰規程を条例でという質問でございます。条例となりますともちろん議員さんを中心にいろんな調整が必要かと思いますので、今後、十分検討してまいりたいというふうに思います。 以上です。
    ○議長(薄井征記君) 大野議員。 ◆4番(大野政則君) 条例も難しいとは思いますが、やはりちゃんとしたものをちゃんとやっていただく中で、いいものに対しては表彰するというのは基本だと思いますので、それをやることによってやる意識が高まるということで今後お願いしたいと思います。 それでは、以上で4番、大野政則、質問を終了します。 ○議長(薄井征記君) 4番、大野議員の質問が終わりました。 本日予定していました一般通告質問は以上です。----------------------------------- △散会の宣告 ○議長(薄井征記君) 以上で本日の日程を全て終了いたしました。 次会は、あす12月12日水曜日午前10時から本会議を開き、一般通告質問を行います。 本日はこれにて散会いたします。 大変ご苦労さまでした。                          (午後2時29分)...